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平成27年6月25日静岡新聞:記事全文

見出し 浜岡原発 「停止継続良い」55% 菊川市民調査 2年連続過半数
日付 2015.6.25
新聞名 静岡(朝)
23
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市は24日、本年度の市民アンケート調査結果を公表した。中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の今後についての考えを聞く質問では、「停止しておいた方がよい」との回答が54・9%(前年度比1・2ポイント減)を占め、2年連続で過半数となった。太田順一市長は定例記者会見で「再稼働については市民の理解が得られていない」との認識を示した。市内に住む20歳以上の2千人を対象に、4月2日から5月1日にかけて実施した。949通(47・5%)の回答が寄せられた。浜岡原発に関する他の回答項目では、「安全が確認できれば稼働した方がよい」が1・3ポイント減の21・3%。「どちらともいえない」が2・3ポイント増の17・8%、「わからない」は0・4ポイント増の4・2%だった。太田市長は、再稼働を議論する段階ではないとする一方、具体的な動きが出てきた場合は4市(菊川、御前崎、牧之原、掛川)で十分な協議をするべきだと強調した。また、政府の要請で全炉停止した経緯を踏まえ、国の説明を求めていく必要性も指摘した。アンケートではこのほか、「住みやすいまちだと感じているか」との質問に57・2%が「住みやすい・どちらかといえば住みやすい」と回答し、1・7ポイント増加した。市民が重要だと考えていることでは、質の高い医療サービスの提供や安心できる子育て環境などが上位に入った。