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平成27年9月8日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川・加茂小で「美しい日本語教室」 話し方、劇団四季に学ぶ 思い伝える大切さも
日付 2015.9.8
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 劇団四季のミュージカル「美女と野獣」の静岡公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)に合わせ、同劇団は7日、菊川市立加茂小で「美しい日本語の話し方教室」を開いた。同公演に出演している大和貴恵さん、林晃平さん、梅﨑友里絵さんの3人の俳優が講師を務め、6年生約50人が聞き取りやすい発声のこつや感情を込めた表情の仕方を身に付けた。大和さんらは、「母音法」と呼ばれる劇団独自の発声方法を紹介した。児童たちは「おはようございます」や「明日は雨だけど学校へ行ってみよう」といった言葉を母音だけに置き換えて読む訓練に挑戦。一音一音をはっきりと発声したり、長音を大切に伸ばしたりすることを心掛けた。続いて、同劇団のオリジナルミュージカル「ユタとふしぎな仲間たち」の主題歌「友達はいいもんだ」を合唱し、歌詞の内容を感じながら相手に思いを届ける大切さを学んだ。増田結斗君(11)は母音に注意することで、伝わりやすい言葉になるのに驚いた」と話した。自身が委員長を務めるあいさつ委員会では毎朝、校門の前に立ってあいさつをしているといい、あしたから教えてもらったことに挑戦し、きれいな日本語を学校に広げたい」と意気込んだ。同日は同市立横地小でも5、6年生対象に教室が行われた。