文字のサイズ

小 中 大

記事全文

平成27年10月25日静岡新聞:記事全文

見出し 鏝絵名工・長八 精巧な技随所 菊川で作品展開幕
日付 2015.10.25
新聞名 静岡(朝)
37
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 松崎町出身の漆喰鏝絵(しっくいこてえ)の名工、入江長八(1815~89年)の作品展示「伊豆の長八 幕末・明治の空前絶後の鏝絵師」(常葉美術館、静岡新聞社・静岡放送など主催)が24日、菊川市半済の同美術館で開幕した。精巧に仕上げた絵画や塑像計約80点が並ぶ。11月23日まで。漆喰鏝絵は漆喰壁に絵や模様を浮かび上がらせるよう鏝で描く技法。展示では富士山や三重県の二見浦といった景勝地を立体的に表した絵が目を引く。弁財天や毘沙門天(びしゃもんてん)の塑像、漆喰を塗り固めて竜を表現したランプ掛けは長八の緻密な技術を感じさせる。開館時間は午前9時半~午後5時。木曜日は休館。一般500円、高校生以下無料。問い合わせは同館<電0537(35)0775>へ。