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平成28年2月7日静岡新聞:記事全文

見出し 隣接茶草場跡地に花桃 LCや小中学生ら植樹 菊川・上倉沢の棚田 美しい景観に
日付 2016.2.7
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市上倉沢地区の棚田「千框」(せんがまち)に隣接する茶草場の跡地で6日、菊川ライオンズクラブ(LC)と市観光協会、NPO法人・せんがまち棚田倶楽部、地元の子どもたちが花桃を植樹した。参加者は地域の宝でもある棚田と花桃が織りなす美しい景観の形成に期待した。同LCの40周年記念事業の一環で、同協会と協力して60本の苗木を用意。植える作業は数日前から始まり、同日は最後の6本に小中学生らがスコップで丁寧に土をかけ、自分たちの名前を書いたプレートを結びつけた。茶草場ではかつて、農家がススキなどの茶草を刈り取って茶園に敷いていた。しかし、高齢化で徐々に荒廃し、10年ほど前からは竹やぶになっていた。昨年2月に同倶楽部が整備し、活用を模索する中で同LCから記念植樹の提案があった。棚田の横にはJR東海道線の電車が行き交い、上空には静岡空港を離着陸する航空機も飛ぶ。同LCの三浦実会長は「花と緑がいっぱいの素晴らしい景色を、多くの人に見てもらえれば」と笑顔で話し、河城小6年の堀真大君は「きれいな花が咲いてくれると思う」と心待ちにした。周辺には梅や桜も多くあり、来年の春からは桃を加えた三つの花が楽しめそうという。