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平成28年10月23日静岡新聞:記事全文

見出し 「茶ラリーマン」ひそかな人気 菊川の応援キャラ 頭は湯飲み 奇妙な風貌
日付 2016.10.23
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 県内総合
ジャンル 県内総合
記事全文 菊川市のキャラクター「茶ラリーマン」がひそかな人気を集めている。市公認のキャラ「きくのん」の応援団長を務め前面に出ることは少ないが、頭部は「茶」と書かれた湯飲み、体はサラリーマンという変わった風貌が、熱心なファンの心をつかんでいる。会話ができ身体能力も高く、インターネット上でも話題だ。 「ダイジョウブ、コワクナイ」。8月に同市内で行われた土器作り体験教室。茶ラリーマンが現れ、ロボットのような声で握手を求めると、会場の園児たちは悲鳴を上げた。一方、小学生らは歓声を上げて近づき、興味深そうにした。市によると、茶ラリーマンは同市のマスコットキャラクターを決める過程で2014年に誕生した。公認はきくのんに決まったが、「茶ラリーマンもユニーク」との声が上がり残すことにした。 ただ、かわいらしいきくのんと違い、茶ラリーマンはネクタイ姿の男性職員が頭部部分をかぶり、緑色の手袋をはめるだけ。茶ラリーマンは見た目同様、動きにもインパクトがある。市ホームページには、サッカーのドリブルやバンブーダンスを軽快に披露する姿が公開されている。11月6日に開催されるスポーツイベントへの参加を呼び掛ける内容だ。ネット上には「全国レベルになる可能性は十分」などの書き込みがみられる。イベントで茶ラリーマンがドラムを演奏する姿を動画撮影し携帯電話に残している同市の主婦(39)は「お茶を差し出すと飲むしぐさをしてくれた。サービス精神が旺盛」と絶賛する。 一方、茶ラリーマンは、10月24日までネット投票できる「ゆるキャラグランプリ」に出場しているきくのんの応援に余念がない。目標は総合20位以内。「現在、順位は非公表デスガ、射程圏デス。たくさん応援してくれたらウレシイナ」