| 記事全文 |
菊川市の任意団体「アグリアーツ」（事務局長・加藤百合子エムスクエア・ラボ社長）は、小中学生を対象にした農業スクール事業「菊川ジュニアビレッジ」の全国展開を目指す。事業資金を調達するため、２日からクラウドファンディングで募集を開始した。加藤事務局長は「資金が調達できれば、県外にも拠点を設けて展開したい」と意気込む。ジュニアビレッジは、子どもたちが１年を通して農作物の栽培からオリジナル商品の開発、販売まで挑戦する事業。１６年度に初開催した菊川ジュニアビレッジでは、小中学生がハーブを栽培。菊川産紅茶とブレンドした「中学生の本気のハーブティー」を完成させた。販売会に向けた戦略なども小中学生で考えた。全国展開に向けた足掛かりとして、社団法人化を見据えるとともに、２０１７年度に東京都の子どもを対象に、マーケティング体験も計画している。加藤事務局長は「子どもたちの確かな成長を感じる事業」と話す。磐田信用金庫の提案で、同信金が提携するクラウドファンディング運営会社「Ｒｅａｄｙ ｆｏｒ（レディフォー）」のインターネットサイトを活用する。４００万円を目標に、５月２日まで実施する。募集金額は１口３千円から。出資者には「本気のハーブティー」などを提供する方針。 問い合わせはアグリアーツ事務局＜電０５３７（２８）７７２１＞へ。 |
