記事全文
平成29年8月22日静岡新聞:記事全文
見出し | 棚田千掴の復元体験 首都圏の親子がソバまき―菊川 |
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日付 | 2017.8.22 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 21 |
連載・コーナー | 広域ワイド |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市はこのほど、同市倉沢の棚田「千框(せんがまち)」で首都圏の親子に棚田の復元を体験してもらうイベント「こども里山レスキュー隊」を開いた。旅行会社を通じて応募した小中学生と保護者ら35人が、地元住民らと一緒に耕作放棄された棚田の一角を耕し、ソバとニンニクを植えた。参加者はNPO法人せんがまち棚田倶楽部の堀延弘事務局長から歴史や現状の説明を聞いた後、それぞれ雑草が茂る水田跡でくわを振るった。長年放置された土は固く締まっていて、参加者は汗だくで作業に励んだ。東京都新宿区から小学生の長男颯人君と参加した小高涼子さんは「農作業は初めて。空気がきれいで気持ちいいけれど、想像以上に大変で生産者の苦労が分かった」と話した。 美しい風景や里山復興のやりがいを味わってもらおうと昨年に続いて企画した。棚田の復元を体験できるツアーは首都圏近郊では珍しいという。静岡大棚田研究会の学生や、菊川ジュニアビレッジの小中学生も協力した。 |