記事全文
平成29年10月27日静岡新聞:記事全文
見出し | 「曽宮一念展」あす開幕 常葉美術館で搬入作業―菊川 |
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日付 | 2017.10.27 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 22 |
連載・コーナー | 県内総合 |
ジャンル | 県内総合 |
記事全文 | 曽宮一念展」(常葉美術館、静岡新聞社・静岡放送主催)が28日、菊川市の同館で開幕する。26日に搬入作業が行われ、日本近代洋画の大家、一念(1893~1994年)の代表作や学生時代に描いた未公開の水彩画など98点が展示された。同館開設40周年の記念企画。館内に収蔵されてきた文展入選の出世作「酒倉」や二科展樗牛賞の「冬日」をはじめ、県立美術館収蔵品、親族が保管している日記などを並べた。日本の風景を独特の色彩感覚で描いた一念は、学生時代に故郷の東京から友人がいた富士宮市に通ってスケッチを磨き、戦後同市に移住した。東京美術学校在学中に描いた水彩画からは、赤や紫など明るい色を多用しながら試行錯誤する様子がうかがえ、躍動感を生み出す色使いを身に付けていくまでの変遷を見て取れる。28日午前9時半からの開会式では一念の長女で画家の夕見さんが出席し、ギャラリートークを行う。11月26日まで。 |