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平成30年1月19日静岡新聞:記事全文

見出し 地域活性策 生徒が提言 市長らと意見交換 防災や自転車―小笠高、常葉大菊川高
日付 2018.1.19
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の高校生が地域活性化策を研究し提言する「高校生ふるさとセミナー」のプレゼン大会が18日、同市のプラザけやきで開かれた。受講した小笠高、常葉大菊川高の4グループ36人が防災、アート、自転車イベントの各テーマで成果を発表し、太田順一市長ら市幹部と意見交換した。セミナーは昨年度に続き2回目。受講生は自分たちで考えたテーマについて、1年間市担当者と一緒に調査研究を続けてきた。 「高校生が求める防災」と題して取り組んだグループは学内で意識調査を行い、「防災に関心はあっても具体的な行動を起こす生徒は少ない」と分析。高校生を地域の小中学生の指導役と位置づける施策案を提示した。発表した横山晴香さんと栗山結羽さんは「案を実現するには行政の力が必要とも感じたので、市役所の方々に聞いてもらえて良かった」と話した。アートのグループは小中学生向けに開いた講座の様子を報告し、自転車イベントのグループは市内の名所をたどる2種類のコース案を発表した。太田市長は「良い提案で、市も検討したい。皆さんにはぜひ将来も菊川に住んで実現を目指してほしい」と呼びかけた。