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平成30年2月19日静岡新聞:記事全文

見出し 牧之原台地開拓描く歴史劇 通し稽古で役作り―25日菊川公演
日付 2018.2.19
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 明治初期の牧之原台地開拓を描く劇団静岡県史の歴史劇「静岡幕末伝―侍たちの茶摘み唄」が25日、菊川市のアエルで上演される。本番直前の18日、市内で出演者が通し稽古を行い、郷土の偉人の素顔をよりリアルに演じようと意見を交わしながら役作りに励んだ。明治維新で失職した旧幕臣や地元有力者らが開拓に挑み、東洋一の茶園を築くまでのドラマ。脚本演出は同劇団の松尾交子さん(浜松市)。主要俳優11人のうち4人と、エキストラ10人全員が菊川牧之原エリアからの公募で参加している。開拓を主導した初代県知事関口隆吉役の伊東雅貴さん(21)=同市富田=は「クールな苦労人という役柄。地元の偉人を演じるプレッシャーもあるが楽しみたい」と話した。侍のリーダー中條景昭役の速水正弘さん(65)=同市青葉台=は「責任感が強く苦難に負けない人柄を表現したい」と意気込んだ。 アエルが明治維新150年に合わせ、地元の歴史を振り返ろうと企画した。当日は午後2時開演。前売り券は1800円から。大学生以下半額、中学生以下は自由席無料。