文字のサイズ

小 中 大

記事全文

平成30年2月25日静岡新聞:記事全文

見出し 放射線の飛跡 実験で観察 特性やリスク学ぶ―岳洋中で講座
日付 2018.2.25
新聞名 静岡(朝)
24
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市立岳洋中は23日、静岡エネルギー・環境懇談会の専門家から放射線について学ぶ講座を開いた。静岡大の奥野健二名誉教授が実験を通じて放射線の特性や人体へのリスクを伝えた。3年生約130人が受講した。理科で学ぶ放射線をより深く理解しようと開催した。奥野名誉教授は自然の中にある多様な放射線や応用技術を説明した後、モナズ石とドライアイスを容器に入れて放射線の飛跡を浮かび上がらせる実験を紹介した。容器を光で照らすとアルファ線とベータ線の2種類の跡が現れ、鈴木俊喜さんは「簡単な方法で観察できるのはすごい」と驚きの表情。紅林佑哉さんは「距離を取るなど体への影響を防ぐ方法もよく分かった」と話した。