記事全文
平成30年8月31日静岡新聞:記事全文
見出し | 災害救助に犬の力 NPOと警察、消防が合同訓練―菊川 |
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日付 | 2018.8.31 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 28 |
連載・コーナー | 県内総合 |
ジャンル | 県内総合 |
記事全文 | 9月1日の「防災の日」を前に、認定NPO法人災害救助犬静岡と菊川署、菊川市消防本部は30日、災害救助訓練を市内で実施した。約40人が参加し、倒壊家屋に取り残された救助者を捜索・救出する手順を確認した。西日本豪雨や熊本地震の被災地などに出動経験がある災害救助犬5頭が、訓練指導役のハンドラーと共にがれきの周囲を歩いた。日頃の訓練成果と鋭い嗅覚を生かし、がれきの中に人の存在を感知すると、ほえて周囲に知らせた。菊川署員と消防の救助隊員らはハンドラーからの報告を受け、災害救助犬がほえた周辺を丹念に捜索。見つけ出した救助者役を担架に乗せて安全な場所に運び、救急隊に引き渡した。さらに取り残されている人がいないかを災害救助犬が最終チェックも行った。同NPOは菊川市を拠点に活動し、県内各地に約20人のハンドラーがいる。菊川署、菊川市消防本部との合同訓練は昨年に続き2回目。植田茂喜理事長は「災害時は警察や消防との連携が不可欠。万が一に備えて訓練に励みたい」と語った。 |