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平成30年9月19日静岡新聞:記事全文

見出し 3位に悔しさ、飛躍誓う U18アジア選手権出場―常葉大菊川の奈良間と根来、市役所訪問
日付 2018.9.19
新聞名 静岡(朝)
13
連載・コーナー
ジャンル スポーツ
記事全文 野球のU18(18歳以下)アジア選手権に高校日本代表として出場した常葉大菊川の奈良間大己内野手と根来龍真捕手が大会を振り返り、3位で連覇を逃した悔しさと、飛躍への意気込みを語った。2人は18日、菊川市役所を訪れ太田順一市長らに結果を報告した。 二塁手として5試合に先発出場した奈良間が、印象に残ったのは1-3で敗れた5日の韓国戦。「チャンスに仕事ができず、流れを持ってくることができなかった」。痛感したのは木製バットへの対応力。冬場の練習で木製を振り込んできたが、実戦となるとレベルの高い投手に対応できなかった。一方、守備では本職の遊撃手ではなく二塁手を担い「通用した」と手応えも感じた。大会前は大学進学の意向を示していたが、「チャンスがあるなら」とプロ志望届の提出も視野に進路を検討している。 根来は代打出場した7日の台湾戦を挙げ、「負けたら決勝に進めない試合での敗戦」と悔しさを強調した。韓国や台湾選手の体の大きさ、レベルの高さにも驚かされた。「(相手の打撃は)木製に慣れている分力強く、投手の精度も高かった」。プロ志向が強かった根来だが「大学で4年間しっかりやってから(プロは)考えたい」と将来を見据えた。2人を含む常葉大菊川は福井国体に出場する。10月1日の初戦は金足農(秋田)で、U18の仲間だった右腕吉田輝星と相対する。捕手として吉田の球筋を見た根来は「直球に自信を持っている投手。そこを狙っていけたら」と意気込んだ。