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平成31年1月13日静岡新聞:記事全文

見出し 外国人に伝わる日本語を学ぶ―菊川で初の講座
日付 2019.1.13
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市は12日、多文化共生社会に向けたやさしい日本語講座を市役所で開いた。自治会関係者やボランティアなど12人が参加し、外国からの転入者が地域に溶け込めるよう、伝わりやすい言葉遣いのポイントを学んだ。先進的な取り組みをしている愛知県西尾市国際交流協会の高木裕子さんが講師を務め、「1文を短くして文の構造を簡単にする」「音読み熟語は訓読みのくだけた表現に変える」などとこつを伝えた。参加者は言葉の言い換えを練習したほか、イラストや身ぶりなど意思疎通を円滑にするための工夫を話し合った。菊川市は最近3年で外国人住民が約500人増え、人口に占める外国人の割合が県内最高水準。講座は本年度初の試みで、市はほかにも日本語ボランティア養成講座や料理講座など、多文化共生への施策を強化している。