記事全文
平成31年2月24日静岡新聞:記事全文
見出し | お茶の楽しさ 台湾に広まれ 手もみに挑戦、交流―現地生産者ら菊川訪問 |
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日付 | 2019.2.24 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 19 |
連載・コーナー | 浜松 遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市小笠地域の茶生産者や手もみ保存会会員でつくるNPO法人「おがさ茶のらく」(赤堀実代表)は25日まで、台湾の茶業関係者を同市に招いて交流を行っている。23日は台湾の茶商や生産者らが緑茶の手もみに挑戦した。代表の赤堀さんが所属する県茶手揉保存会が台湾の茶博覧会に参加したことからきっかけで台湾からの訪問が実現した。23日は同法人メンバーから指導を受けながら、焙炉(ほいろ)を使って菊川産緑茶を葉振るいや回転もみ、もみ切りなど乾燥までの工程に取り組み計5時間かけて仕上げた。茶葉の乾燥を待つ間、赤堀さんが台湾の人たちに少しでも楽しんでもらおうと特製お茶たい焼きを振る舞った。赤堀さんは「売るだけでない、お茶の楽しさを伝えられたらうれしい。交流の実績があれば次にもつながる」と笑顔を見せた。台湾でウーロン茶などを扱う茶問屋を営む陳彦安さん(40)は「台湾では若い人を中心に抹茶の人気が出てきている。緑茶の正しい飲み方を知らない人も多い。手もみの経験や緑茶の魅力を帰国して伝えたい」と語った。 |