文字のサイズ

小 中 大

記事全文

令和1年6月21日静岡新聞:記事全文

見出し 外国人児童と交流 算数や日本語を指導 小笠高、多文化共生探る
日付 2019.6.21
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の県立小笠高は20日、市内の外国人児童らと交流し、多文化共生に向けた課題を探った。携帯型翻訳機「ポケトークW」を使って外国人児童らに算数や日本語を教えた。 授業の一環で「課題研究」と「国語探究」を受講する3年生が市内のブラジル人学校と就学支援施設の2カ所に分かれて出向いた。「虹の架け橋菊川小笠教室」では教室の授業に生徒6人が先生役として加わった。児童らが解いた算数の問題に赤ペンを入れたり、翻訳機を使って問題の解き方を教えたりした。参加した前田好美さん(17)は「外国の子に勉強を教えるのは難しかったけど、外国の方々と関わる仕事も面白そう」と語った。このほか同校では、外国人児童を校内の農場に招いて農業を通じた交流を行うなど、地域の外国人らとの関わりを強めている。