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令和1年7月10日静岡新聞:記事全文

見出し 大好きな日本茶「母国に」 商品提案や接客従事 菊川の製茶場勤務 仏・ベンジャミンさん
日付 2019.7.10
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 日本茶をより詳しく学ぼうと、フランス人のシオブ・ベンジャミンさん(24)が7月末までワーキングホリデーで菊川市の丸松製茶場に勤務している。期間は2カ月。事務仕事やカフェでの接客など幅広く丸松製茶場の業務に取り組んでいる。日本やお茶の魅力にほれ込んだベンジャミンさんは、地元の大学で日本文化や日本語を学んだり、茶専門店で働いたりしてお茶の種類や急須の使い方など日本茶に関する知識を蓄えてきたという。丸松製茶場では、フランスの茶商を相手に見本を送って商品を提案するなど営業に取り組んでいるほか、海外向け通販サイトを立ち上げるため翻訳作業に励んでいる。週3日は丸松製茶場が営むカフェで接客にも従事。急須でいれたお茶を提供して客の反応を楽しんでいる。ベンジャミンさんの夢は母国にお茶を提供する旅館を建てること。「お茶は交流の場をつくる。大好きな日本をフランスに持って帰りたい」と語った。