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令和1年10月2日静岡新聞:記事全文

見出し 学校敷地に遺跡 生徒が発掘体験 土器の破片など発見 常葉大菊川高
日付 2019.10.2
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市教委は1日、発掘調査を進めている常葉大菊川高(同市半済)敷地内の「高田ケ原遺跡」の現場見学会を開いた。同校の生徒や教員ら約120人が発掘作業を体験し、身近な文化財に理解を深めた。生徒は市教委の担当者に現場を案内され、遺跡や発掘方法の解説を受けた後、実際の発掘調査で用いる削り鎌を使って学校敷地内の遺構に触れた。なかには土器の大きな破片を掘り当てる生徒もいた。美術・デザイン科2年の杉山真菜さんは「自分の学校に遺跡があることにびっくり。発掘の道具は使いやすいようにアレンジされていて、美術にも通じるものを感じた」と話した。発掘調査は同校の改築工事に伴い、8月から10月末まで実施している。同校敷地内では過去に計9回の発掘調査が行われ、弥生時代の住居跡や土器などが出土している。