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令和2年2月6日静岡新聞:記事全文

見出し まちづくり研究 高校生が成果 多文化共生や障害児支援 菊川で発表会、意見交換
日付 2020.2.6
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の高校生がまちづくりについて研究する「高校生ふるさとセミナー」のプレゼン会が6日、同市のプラザけやきで開かれた。小笠、常葉大菊川の両校から8組が出場。多文化共生や障害児支援など多彩なテーマで若者目線のアイデアを発表し、太田順一市長らと意見を交わした。若者の地域参画を促そうと毎年開催し、今回で4回目。生徒たちは数人ずつ班を組んで課題を設定し、地域での聞き取りや実習を1年近く重ねてきた。常葉大菊川高の班は市公式インスタグラムの課題を検討。誘客用の美しい写真と告知のチラシが混在し、利点を生かせていないと指摘して、若者受けするデザインを提示した。多文化共生を調べた小笠高の班は、ブラジル人学校を訪ねたり地元工場で就業体験したりして外国人の生活ぶりを探った。気さくな外国人たちに仕事を教わり、アニメの話題で盛り上がった、といった経験を説明し、「日本人の側に壁がある。秋葉原へのツアーなど趣味を共有する機会があれば相互理解が深まる」と提案した。