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令和2年2月13日静岡新聞:記事全文

見出し 防災や子育て支援推進 合併後最大 一般会計 197億円 菊川市
日付 2020.2.13
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市は12日、2020年度当初予算案を発表した。一般会計は前年比2%増の197億8600万円で過去最大規模。河川防災ステーション関連施設の建設が本格化するなど防災対策を加速させるほか、子育て支援や外国人対策などに力を入れた。同日開会した市議会2月定例会に提出した。特別会計4会計はほぼ横ばいの85億9600万円。企業会計3会計は97億9800万円と2・4%増加した。一般会計の歳入では転入増などによる固定資産税や個人市民税の伸びを見込み市税は2・2%増の74億6千万円とした。依存財源のうち最も多い地方交付税は合併算定替の特例措置終了に伴い8・3%減の24億2200万円。自主財源比率は48・8%。歳出の目的別では、民生費が民間認定こども園の園舎整備に対する補助や放課後等デイサービス費の増額により0・6%増の53億9100万円で全体の約4分の1。合併特例債を借り入れて基金に積み立てる予算の計上などにより総務費は28億5200万円(8・3%増)。教育費は校務支援システムの導入など増額がある一方、加茂小南校舎増築工事の完了などで4・9%減の25億1300万円になった。太田順一市長は「新しい理念や発想も意識し、明日に向かって新たな一歩を踏み出す予算とした」と述べた。