記事全文
令和2年5月2日静岡新聞：記事全文
| 見出し | 新型コロナ克服 吹き流しに 菊川の製茶場掲揚 「空見上げ、勇気出して」 |
|---|---|
| 日付 | 2020.5.2 |
| 新聞名 | 静岡(朝) |
| 面 | 16 |
| 連載・コーナー | 浜松･遠州 |
| ジャンル | 地域 西 |
| 記事全文 | 菊川市西方の丸松製茶場にこのほど、新型コロナウイルス克服を目指すメッセージ入りの吹き流し大小計５本が掲揚された。下を向かずに空を見上げ、勇気を鼓舞しようとの願いを込めている。菊川茶を長年仕入れている甲府市の茶販売店春木屋の発案。人形も扱う春木屋の青柳元章社長（５５）が、感染症で経済の落ち込んだ今春、こいのぼりだけが例年以上に売れている点に注目し、「上を向いて鑑賞できるものが求められている」と直感したという。青柳社長は全国のこいのぼりメーカーに連絡し、東日本大震災の時に業界挙げて制作した「がんばろう日本」の文字入り吹き流しを再度寄せ合って、各地の茶業関係者に安価で提供する仕組みを考えた。４月２８日の活動開始から３日間で既に２０ほどの茶業関係者が賛同し、取り寄せて飾っているという。丸松製茶場では長さ４メートルと１・５メートルの２種類が掲げられ、近隣の注目を集めている。青柳社長は「誰もが悩み迷いを抱えているが、少しでも励ましにつながれば」と話した。 |