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令和2年6月5日静岡新聞:記事全文

見出し 掛川、菊川市のごみ焼却炉故障 減量へ非常事態宣言
日付 2020.6.5
新聞名 静岡(朝)
25
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 掛川、菊川両市は4日、両市のごみ処理施設「環境資源ギャラリー」(掛川市満水)の焼却炉が故障し、5日から8月3日まで静岡市にごみ処理の一部を外部委託すると発表した。同期間中を「ごみ処理非常事態」の宣言期間とし、市民にごみの減量を呼び掛ける。委託先は静岡市の沼上清掃工場と西ケ谷清掃工場。家庭ごみを1日当たり70トン、計2500トン運搬する。委託費と運搬費は計6800万円。市民のごみ排出量が抑えられれば期間や量が短縮、削減される可能性がある。5月27日に二つある炉のうち2号炉で水漏れが発生。熱分解ドラムの支点などに複数の亀裂が見つかり6月下旬まで修理が必要になった。1号炉も経年劣化で処理能力が落ち、新型コロナウイルス感染拡大に伴うごみ排出量の急増も相まって、既にピット貯留量が限界に達した。2号炉の修理が終わり次第、1号炉の機能回復工事に入るため、8月初めまで1炉態勢が続く。両市は生ごみなど衛生上影響のあるごみのほかは、リサイクルや家庭での貯留に努めるよう市民に求める。