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令和2年7月21日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川流域治水へ始動 協議会初会合
日付 2020.7.21
新聞名 静岡(朝)
25
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 国土交通省浜松河川国道事務所と県袋井土木事務所、掛川市、菊川市は20日、昨年の台風19号で流域に浸水被害をもたらした菊川水系の治水対策を、流域関係者が協働で取り組む菊川流域治水協議会の初会合を菊川市内で開いた。年度内に全体像を示し、流域治水を計画的に推進することを確認した。河川管理者に加え、市や企業、住民など流域全体で行う「流域治水」への転換を図る。同省の「総力戦で挑む防災・減災プロジェクト」による取り組みで全国2例目。県内初。同事務所の吉田敏章事務所長、県袋井土木事務所の古梶隆宏所長、松井三郎掛川市長、太田順一菊川市長が協議会の進め方を承認した。対策の検討を先行的に行うリーディング地区には菊川市の黒沢川、掛川市の与惣川流域を選出。ソフトとハード両面の対策を検討し流域治水プロジェクトとしてまとめる。吉田事務所長は「市民協働に積極的な両市の協力はありがたい。市民や企業の意見も反映する必要がある」と話した。次回は来年2月ごろ。