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遠州で起きた地震について調べる

近い将来必ず起こると言われている東海地震。昭和19年に起きた東南海地震での地震の大きさや被害状況が載っているものを主に集めました。 過去のデータなどから、東海地震に備える準備をしてみてはいかがでしょう。

図書

東南海地震

昭和19年 東南海地震の記録 ―静岡県中遠地域を中心として―

1982年3月 静岡県中遠振興センター/発行
当時の被害写真、東海地震の概略(規模・地殻変動の様子・被害状況など)、被害と地盤について、体験の記録などが書かれています。
また「災害に学ぶ」として、初期微動の様子や、被害を受けた家屋の状況なども書かれています。
記録資料としては、中遠地域の地質断面と被害率や当時の新聞記事が掲載されています。
(請求記号:S450シス/小笠所蔵)

昭和19年 東南海地震の教訓 ―静岡県中遠地域を中心として―

1984年12月 静岡県中遠振興センター/発行
東南海地震の震度分布や被害状況・東南海地震が起きたときにみられた現象について書かれています。
他にも、地盤の違いと被害状況の関係性についてや、「デマに流されない」など、当時の新聞記事を 用いて東南海地震から学ぶこと・東海地震に備えて何をすれば良いのかも書かれています。
(請求記号:K450シ)

昭和19年 東南海地震の体験記録集 ―忘れず活かす過去の教訓―

「昭和19年 東海地震に学ぶ(1981年発行)」「昭和19年 東南海地震の教訓(1984年発行)」「昭和19年 東南海地震の体験から(1987年発行)」の3誌を1冊にまとめています。
「東海地震に学ぶ」では、静岡県西部の地盤と被害について震災の記録を当時の体験記や体験談を交えて書かれています。
また、過去の大地震との比較もあります。「東南海地震の教訓」は上記のものと同じ。「東南海地震の体験から」では、東南海地震の大まかな説明と、体験談が書かれています。また、過去のデータから体験談を裏付けもしています。
(請求記号:K450シ)

震災の記録 「昭和19年東南海地震の記録」より

1982年 静岡県中遠振興センター/発行
地震の規模や被害・地盤と被害の関係について、当時の記録や体験談をもとに書かれています。
(請求記号:K450シ)

写真でみる東南海地震 ―静岡県中遠地域を中心にして―

1994年3月 静岡県中遠県行政センター/発行
東海地震のあらまし、地域ごとの被害状況を体験談と写真と共に書いてあります。他に、地震後の生活の様子や当時の新聞記事も掲載されています。 また、東海地震への備えをどうしたら良いのかも多少載っています。
(請求記号:K450シ)

史料に見る東海大地震 遠州地方の被害と実態(上)

1977年11月 関 七郎/著 遠州出版社/発行
東南海地震と安政東海大地震について書かれています。地震の現象についての説明と被害状況・救援対策や復興についての考察など、表や図を用いて掲載されています。
(請求記号:K450セ1)

その他の地震

四大地震(明応・宝永・安政東海・東南海の調査と比較)

1963年5月 東海地方の地震被害調査研究グループ/発行
明応地震(1498年)、宝永地震(1707年)、安政東海地震(1854年)、東南海地震(1944年)の四大地震について、それぞれ震度・津波被害・地変などが書かれています。また、震央位置と規模や断層モデル・津波について各地震を比較してあります。
各章ごとに参考文献が記載されているので、どの文献を参考にしたのかが分かりやすくなっています。  付録として、震度分布の記された地図があります。 (請求記号:K450ヨ)

安政の大地震と岡部宿

1996年 岡部町教育委員会/発行
嘉永7年に起こった「安政東海大地震」について、地震の規模・被害状況・地震の影響について書かれています。また、当時の住人の名前や家族構成・宿役人の名前などのデータも掲載されています。他に、市町村ごとの地震の被害について表にまとめられたものも載っています。
(請求記号:K450ア)

静岡県気象災害誌(1900-1962)

1963年5月 静岡県地方気象台/発行
第2部に地震と津波について書かれています。明治33年(1900)から昭和35年(1963)まで、発震時・震源・規模・記事が表になってまとまっています。震源震度階級の変遷の表もあります。
(請求記号:K451シ)

菊川での地震被害

菊川むかしむかし 広報きくがわ掲載記事コピー

2009年2月 菊川市立図書館菊川文庫/発行
P27 東南海地震とその被害
(請求記号:K388キ)

上半済 打上・五丁目 郷土誌

1997年 静岡新聞社/発行
227頁から、安政地震についてや過去の地震の記録が書かれています。非常耐震用貯水池について、土地使用承諾書なども載っています。
(請求記号:K232キ)

昭和19年 東南海地震 小笠町の被害状況と地盤との関係

1996年改訂 小笠町役場/発行
岳洋中の生徒と共に行った、当時中学校教諭であった清水先生の研究をまとめたものです。2,000人もの体験者のアンケート結果や当時の写真などが多く掲載されています。被害の様子も細かに書かれていたり、地盤の関連性についても図や表を多く使ってあり分かりやすく書かれています。
(請求記号:K453オ)

静岡県地震災害史

1984年2月 静岡県地震対策課/発行
過去の地震について、地域ごとに表にまとめられています。地形概況・地質概況・気象概況と災害事例が載っています。151ページ~152ページに小笠町、153ページ~154ページに菊川町について書かれています。
(請求記号:K369シ)

地域の地盤と地震被害(中遠地域)

2002年3月 静岡県総務部防災局/発行
地盤の種類・中遠地域の表面地質図や東南海地震における菊川低地の住家全壊率分布図などが載っています。また、推定液状化危険度図も掲載されています。津波被害についても、推定津波浸水域図も載っています。過去の地震での小笠町・菊川町の被害内容についても書かれています。
(請求記号:K319シ)

WEBサイト

災害伝承情報データベース昭和19年東南海地震

地震の発生日時・被災地・災害時の概要・教訓などが簡単に表にまとめられてます。

防災システム研究所東南海・南海の地震

東海道、南海道で発生した地震について表にまとめられています。また、将来東南海・南海で地震が起きた場合の被害想定などもあります。

静岡県地震防災センター

地震の知識や地震対策、避難についての考えや行動についてイラストを用いて分かりやすく紹介しています。地震の知識のコーナーは小学生向けと一般向けに分かれているので、子供にも見やすいです。

気象庁東海地震関連情報東海地震とは?

東海地震に関する基礎知識と、東海地震に関する情報として気象庁がどのような情報を発表するのかが書かれています。また、東海地震が発生した場合に想定される震度分布や津波の高さの分布、観測点分布図やQ&Aもあります。(PDFファイルあり)