少女は祖母を「西の魔女」と呼んでいた。光あふれる夏が始まる-。表題作と、それに繫がる短篇小説「ブラッキーの話」「冬の午後」、書下ろし「かまどに小枝を」の3篇をあわせて収録する愛蔵版小説集。
著書に「西の魔女が死んだ」「丹生都比売」など。