どこにも行き場を失った不良少年、義家弘介が雪の余市駅へ降り立った。「全国から中退者を受け入れ始めた高校がある」と勧められたからだ。そこで様々な人と出会い、家庭のぬくもりを知り、義家の心の氷は次第に溶けていく…。