記事全文
平成27年1月10日静岡新聞:記事全文
見出し | お茶の木地蔵に初揉み茶 菊川の2保存会伝統技で仕上げ |
---|---|
日付 | 2015.1.10 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 20 |
連載・コーナー | 遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市の菊川茶手揉(もみ)保存会と小笠手もみ製茶技術保存会は9日、新春初揉み会を行った。例年はJA遠州夢咲茶業振興センター・サエリアが会場だったが、今年は市制10周年を記念して「お茶の木地蔵」がまつられている同市潮海寺の長泉寺で実施した。両保存会の会員約20人が参加。昨年4月に収穫した後、冷凍保存しておいた一番茶の生葉10キロを使用。会員たちが伝統の技で丹精込めて仕上げ、今年一年の茶業発展を願って同地蔵に供えた。同地蔵は、大昔に地域に茶の栽培と製法を説いて回った僧侶の供養のために建てられたと伝えられている。菊川茶手揉保存会の宮城武彦会長(73)は「多くの人にあらためてお茶の木地蔵について知ってほしい。御利益で茶業が上向いていけば」と期待を込めた。手揉み茶は同日、会員が手分けをして市内の100歳以上の高齢者25人などに届けた。 |