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平成27年4月1日静岡新聞:記事全文

見出し 食肉センター集約へ 小笠の既存敷地で調整
日付 2015.4.1
新聞名 静岡(朝)
7
連載・コーナー 経済 しずおか
ジャンル 経済
記事全文 県や浜松市、JA静岡経済連などでつくる「県食肉センター再編推進協議会」は31日までに、老朽化が進む県内2カ所の食肉加工場を集約し、新センターを経済連が運営する小笠食肉センター(菊川市)の敷地内を有力候補地として建設する構想の中間報告をまとめた。中間報告によると、新センターの年間処理能力は、既存の小笠食肉センターと浜松市食肉地方卸売市場(浜松市東区)の実績などからから牛9600頭、豚25万~30万頭と想定。高度な衛生環境、輸出に対応した体制、加工販売の充実を実現して安定経営を目指す。新センターの運営主体は、県内の民間で能力があるのは「経済連のみ」とした。県によると、食肉センター再編は業界の長年の課題で、設置場所や経営主体などをめぐって議論がまとまらなかった。だが、両施設の既存設備は設置後30年以上と老朽化が進み、TPP(環太平洋連携協定)交渉の進捗(しんちょく)も踏まえ、同協議会は早急な対応が必要と判断した。県は2015年度中に新センターの基本構想を策定し、16年度に設計に着手したい考え。