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平成27年9月5日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川市 外国籍児童・生徒日本語教室 3市で運営継続へ
日付 2015.9.5
新聞名 静岡(朝)
21
連載・コーナー 遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川、掛川、御前崎の3市を中心とした外国籍児童・生徒が通う日本語教室「虹の架け橋菊川小笠教室」(菊川市河東)について、菊川市は4日、2016年度から3市で運営を継続していく方針を明らかにした。市議会9月定例会で原田修一教育文化部長が加茂ひろ子氏(みどり21)の一般質問に答えた。菊川小笠教室は国の委託事業「虹の架け橋教室」により10年に開校し、NPO法人日本インターネットスクール協会静岡事務局(藤枝市)が焼津市の志太教室と共に運営している。菊川小笠教室は今年4月時点でフィリピンとブラジルの両国籍の児童・生徒計19人が在籍し、日本の学校に入るために日本語や生活習慣を学んでいる。国の委託が14年度で終了し、本年度は県が緊急雇用創出事業で約4千万円を拠出。両教室の運営費用に充てていたが、16年度からは基礎自治体で対応するよう求められていた。3市は今後、国の補助金の利用を前提にして費用の負担割合などを協議する。原田部長は「教育の初期支援は重要。できる限り事業を続けたい」とした。このほか、小笠原宏昌氏(みどり21)、岡本徳夫氏(前進)、倉部光世氏(市民ネット)も質問した。