記事全文
平成27年9月13日静岡新聞:記事全文
見出し | 浜岡原発設計者が意見 菊川市議会、請願審査で聴取 |
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日付 | 2015.9.13 |
新聞名 | 静岡(朝) |
面 | 22 |
連載・コーナー | 遠州 |
ジャンル | 地域 西 |
記事全文 | 菊川市議会総務建設委員会は11日夜、「中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の再稼働を認めない議会決議を求める請願」の審査の一環で、東芝の技術者として同原発を設計した元社員の渡辺敦雄氏から意見聴取した。渡辺氏は東海地震の想定震源域に立地する点から、同原発の危険性を主張した。中電が進める安全対策工事に対し、巨大地震で原発敷地内の地盤そのものが崩壊する可能性を指摘。可搬式動力ポンプといった過酷事故対策にも「地震で敷地内の道路が寸断される。うまくいくとは思えない」と述べた。原子力規制委員会の新規制基準については、原子炉の種類によりフィルター付きベントの設置に猶予期間があることを例に挙げ、「再稼働ありきの基準」との見解を示した。広域避難計画の策定が基準に含まれていないことにも疑問を呈した。「国が主導する高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に実現性はあるか」との議員からの質問には、「自治体が受け入れるとは思えない」と答えた。 |