記事全文
平成27年9月26日静岡新聞：記事全文
| 見出し | 長寿命化や民活導入 菊川市が「行政経営」素案 |
|---|---|
| 日付 | 2015.9.26 |
| 新聞名 | 静岡(朝) |
| 面 | 21 |
| 連載・コーナー | 浜松・遠州 |
| ジャンル | 地域 西 |
| 記事全文 | 菊川市は２５日、市役所で開かれた市行財政改革推進懇話会で、新たに策定する「市行政経営方針」の素案を示した。持続可能な行政経営を目標に掲げ、将来の厳しい財政状況を考慮した公共施設や道路インフラの活用を推進する。具体的には長寿命化のほか、民間活力の導入や用途変更を視野に入れていく。市は合併以来、行財政改革大綱に基づき事業の見直しによる無駄の削減と効率性の改善を図ってきた。一方で将来の人口減少による歳入減少や公共施設更新のための歳出増加を見据え、素案では必要な経営資源の選択と有効活用を柱にした。目標達成の手段としては財政基盤を強化するための新たな自主財源の確保、公営事業会計の健全化、廃止を含めた公共施設マネジメントの推進を掲げた。素案の諮問を受けた懇話会の委員は「持続可能を目標にしているが、危機感を殊更にあおる必要はない」「財政や危機管理の状況に応じて修正していくべき」などと指摘した。市は懇話会の意見を参考に方針をまとめ、来年度から施行する。 |