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平成27年10月7日静岡新聞:記事全文

見出し 静岡の食文化古民家で発信 ミラノ万博調理披露の3氏 12日、菊川でイベント 棚田の米味わう
日付 2015.10.7
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 県内総合
ジャンル 県内総合
記事全文 イタリアで開催中のミラノ万博で県産の食材をPRした料理人3人が12日、菊川市友田で、地元産の米や野菜を使った料理を振る舞うイベントを開く。風情のある古民家を会場に、静岡の食文化の魅力を発信する。企画したのは手打ちそば店の田形治さん(47)=静岡市葵区=、イタリア料理店の西谷文紀さん(43)=藤枝市=、懐石料理店の一木敏哉さん(37)=浜松市中区=。3人は8月下旬にミラノで、調理の実演やそば打ちを披露した。現地で日本食の人気の高さを肌で感じ、国内でも日本食の魅力を再発見してもらおうと考案した。イベントでは菊川市のNPO法人「せんがまち棚田倶楽部(くらぶ)」の案内で、同市倉沢の棚田「千框(せんがまち)」を見学した後、古民家に移動。棚田で収穫した米を土鍋で炊いたご飯や、茶葉を小麦粉に練り込んだ「ちゅるりん麺」を味わえる。古民家は土間や和室を備えた築130年の2階建てで、落ち着いたたたずまいが特徴。空き家になっていたが、昨年から藤枝市のNPO団体が管理しイベントや会議用に貸し出している。3人は9月下旬に古民家を下見し当日の流れを確認した。田形さんは「和の空間の雰囲気を楽しみながら、静岡の食材のおいしさを知ってもらいたい」と話した。イベントはSBS学苑パルシェ校の講座。定員30人。参加料は一般1万800円、小学生2160円。申し込み、問い合わせは同校<電054(253)1221>へ。