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平成27年12月19日静岡新聞:記事全文

見出し トマトで国際認証 ベルファーム県内初、輸出視野
日付 2015.12.19
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 経済 しずおか
ジャンル 経済
記事全文 トマトを栽培する農業生産法人ベルファーム(菊川市)は18日までに、農産品の安全性などを認める国際規格「グローバルギャップ(G―GAP)」の認証を受けた。県によると、トマトでの認証は県内初。同社は将来の輸出も視野に市場競争力強化を図る。阿部斉社長が同日県庁を訪れ、担当部局に取得を報告した。阿部社長は「環太平洋連携協定(TPP)や東京五輪を見据え、国内外に農産物の安全性をアピールしていくことが必要と考えた」と取得の理由を述べ、訪日外国人向けも含めて需要開拓を進める方針を示した。同社は約7ヘクタールの大規模施設でトマトを生産し、年間収量は約650トン。主に県内のスーパーやホテル、レストランに販売している。今年6月から、農場の衛生管理強化や社員教育などの認証取得準備を進めてきた。グローバルギャップを取得した県内農産物は、茶、メロン、ミカンに加え4品目になった。