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平成28年9月13日静岡新聞:記事全文

4月に主力商品の分電盤やキャビネットを紹介する体感型ショールームを菊川市内に開設した。同市の紹介コーナーも備え、地域との連携も図る。今後の戦略を聞いた。 -ショールームに期待する効果は。「『見て』『触れて』『体感』できるがキーワード。言葉では伝わりづらい私たちの商品はデモンストレーションなどを通して、お客さまに理解してもらいやすくなると思う。生産主力工場としてお客さまが来場する機会も増えている中、新たなニーズ発掘につなげたい。就活生や地元高校生の見学を受け入れることで、社会貢献でも活用できると考えている」-今後の経営方針は。 「ショールーム開設だけでなく、昨年は本社に広報室が発足するなど情報発信に力を入れている。一般の方にはなじみが薄い商品を扱っているため、どう知名度を上げるかが課題。電気火災防止機能を持たせた『感震リレー付ホーム分電盤』などは、地域ぐるみで利用してもらうことで効果を発揮できる。地元行政と積極的にタイアップすることで市民にPRしたい」-どのような商品が求められているか。「震度5以上の地震が起きると自動的に電気を遮断する感震ブレーカーは、国の推奨もあり需要への期待が高まっている。10月には、約40年ぶりに小型化したブレーカーも発売する。今まで設置が難しかった狭いスペースにも置けるようになるほか、空いた場所を利用してさまざまな機能を追加することもできるなど革新的な商品。新たな目玉として売り出す」