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平成28年9月20日静岡新聞:記事全文

見出し 100歳鈴木さん(菊川)に首相祝状―知事伝達
日付 2016.9.20
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 県内総合
ジャンル 県内総合
記事全文 「敬老の日」の19日、川勝平太知事は6月に100歳を迎えた菊川市下平川の鈴木俊雄さんを訪問し、長寿を祝った。駿河竹細工の記念品や安倍晋三首相の祝状などを手渡した。訪問には太田順一菊川市長も同行した。鈴木さんは1916年6月5日生まれ。25歳で満州に出兵し、その後転進した中国で両足に戦傷を負った。軍医の「農業をやれば傷も自然と治る」という言葉がきっかけで、復員後は米や茶の生産に従事。妻・光枝さんと結婚し、2人の子ども、7人の孫、5人のひ孫に恵まれた。旧小笠町傷痍(しょうい)軍人会会長や静岡福祉会副会長などを歴任し、地域福祉にも貢献した。 現在も体操や散歩、野菜の栽培を趣味にしているという鈴木さん。川勝知事が「耳もよく、背筋もピンとしている。秘訣(ひけつ)は何ですか」と聞くと、「毎日柱の前で背筋を伸ばして確認する。続けることが大切」と答えた。自宅に集まった約20人の親族に囲まれて、「みんなとの交流が生きる楽しみ」とほほえんだ。