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平成29年1月20日静岡新聞:記事全文

見出し 六郷地区 6氏激戦 当選ライン900票前後か―大詰めの菊川市長選
日付 2017.1.20
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 任期満了に伴う菊川市議選は22日の投開票に向けて終盤戦を迎えた。定数17に対して24人(現職12、元職3、新人9)が立つ混戦で、各候補が他地区からの切り崩しを警戒しながら、地元票固めに力を入れている。大票田の六郷地区からは6人が立った。西沢和弘氏(60)=無現=は町議時代からの経験を売り込み、岡本吉弘氏(65)=無現=は元消防長として防災対策に意欲を示す。倉部光世氏(54)=無現=は女性の支持を広げ、竹内敏行氏(67)=無新=はにぎわい創出を掲げる。議長を務めた内田隆氏(68)=無現=は実績をアピール。山崎清仁氏(71)=無新=は独自の戦い。市中心部の加茂地区は3人が出馬。落合良子氏(69)=無元=は前回市長選に立候補した知名度を生かす。鈴木直博氏(68)=無新=は子どもが安心できるまちづくり、織部光男氏(67)=無新=は防災力強化を訴える。 町部地区の小林博文氏(52)=無新=はコミュニティー協議会の会長を務め顔が広い。赤堀博氏(69)=無新=は前回トップ当選の市議から河城地区の地盤を受け継ぎ安定。最年少候補の石井祐太氏(28)=無新=はインターネットを活用し若年層の票を取り込む。西方地区では反原発を主張する岡本徳夫氏(69)=無現=と、農業振興に力を入れる有海喜一郎氏(76)=無現=がせめぎ合う。内田地区の横山隆一氏(64)=共元=は党支持層からの集票を広く見込む。横山陽仁氏(66)=無新=は基礎票固めに注力。横地地区の鈴木啓之氏(69)=無現=は地区全体の票を積み上げ、伊藤芳男氏(66)=無元=は反原発票に力を入れる。平川地区はベテランの水野貞幸氏(70)=無現=と組織票をまとめる西下敦基氏(41)=無新=が争う。小笠東地区ではJA出身の宮城力弘氏(73)=無現=と女性目線の市政参加を打ち出す加茂ひろ子氏(69)=無現=が集票する。嶺田地区の松本正幸氏(68)=無現=、小笠南地区の山下修氏(61)=無現=は地元支持が厚い。 多くの陣営が投票率は前回選(68・6%)を上回るとの見方を示す。当選ラインは900票前後とみられ、当落線上は小差の争いとなる可能性もある。