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平成29年5月31日静岡新聞:記事全文

見出し 赤レンガ倉庫 資料解説 輸出茶用ラベル展示も―菊川
日付 2017.5.31
新聞名 静岡(朝)
23
連載・コーナー 広域ワイド
ジャンル 地域 西
記事全文 NPO法人菊川まちいきは28日、菊川市堀之内の国登録有形文化財「菊川赤れんが倉庫」で講演・展示会「海を渡った菊川茶」を開いた。倉庫を造った「富士製茶」の帳簿や工場見取り図、創業者原崎源作氏の講演記録などが昨年見つかり、源作氏のひ孫に当たる原崎郁夫さんや茶文化研究者の吉野亜湖さんらが解説した。資料は昨年、日本茶輸出組合事務所(静岡市)で見つかり、これまで判然としなかった倉庫の由来が明らかになったという。倉庫の建造は明治33年。見取り図では倉庫が同社堀之内工場の東端に位置し、別に土蔵など多数の建物があったことが判明した。 同時に見つかった終戦直後の輸出茶用ラベル「蘭字」と合わせ、同倉庫で6月25日まで展示している。開館は毎週日曜日と6月10日のみ。