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平成29年10月20日静岡新聞:記事全文

見出し RESAS活用法学ぶ 市職員が合同研修―菊川、袋井
日付 2017.10.20
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市と袋井市は19日、国の地域経済分析システム「RESAS(リーサス)」を使った施策立案の手法を学ぶ職員向け合同研修を両市役所で開いた。延べ約70人が参加し、2市の詳細データを比較分析して効果的な施策を議論した。リーサスは行政機関や民間企業の膨大なデータを集約したシステム。市町ごとの人口動態や産業別就業者数、税収内訳などさまざまな数値の推移や将来予測が一目で分かる。参加した職員はリーサスの普及に努める帝国データバンクや日経BP社の講師からデータの活用法を学び、市総合計画の実現に向けた課題や施策の方向性をグループごとに話し合った。講師は「現状を客観的に把握した上での検討が重要」と指摘した。リーサスを活用した複数市町の研修は全国でも珍しく、県や国の担当者が視察した。内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の森大輔さんは「自市の強みと弱みを相対的に分析し、独自性ある施策を探る上でも、このような研修は意義がある」と話した。