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平成30年1月6日静岡新聞:記事全文

見出し 茶を初もみ 新年祝う 一番茶葉、小笠流で―菊川
日付 2018.1.6
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 小笠手もみ製茶技術保存会と菊川茶手もみ保存会は5日、新春初もみ会を菊川市のJA遠州夢咲茶業研究所で開いた。長年の恒例行事で、両会員14人が小笠流の伝統技法で茶を手もみし、新年の繁栄を願った。保存していた昨春の一番茶葉を熱したホイロに広げ、半日がかりで製茶した。12・5キロの生茶葉から2キロほどの茶ができ、すぐに市内の100歳以上の高齢者21人に届けた。小笠流は葉肉の厚い中東遠地域の茶葉を扱うため独自に発展した技法で、体重をかけて強くもむのが特徴。菊川茶手もみ保存会の宮城孝雄会長は「昨年は認定試験で3人の上位合格者が出るなど、技術継承の上でうれしい成果があった。今年も良い年にしたい」と話した。