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平成30年2月1日静岡新聞:記事全文

見出し 常葉大菊川高生 オリジナル漫画 分かりやすく―冊子を発行
日付 2018.2.1
新聞名 静岡(朝)
18
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 常葉大菊川高美術・デザイン科の3年生4人が制作した冊子「菊川きくのとチャラリーマン~菊川恋の物語~」がこのほど発行され、菊川市内で配布が始まった。市まちひとしごと総合戦略を漫画で紹介している。制作したのは平野公瑠海さん、高橋はつきさん、角貝早耶さん、中村瑳里さん。漫画は菊川市を愛する「菊川きくの」という少女が登場し、人口減少を止めようと菊川の良いところを紹介する。偶然出会った男性「チャラリーマン」に子育て支援や農業推進といった市の施策をPRする。4人は同校が市と連携して開いている「未来学講座」の授業で、美術を生かした地方創生のアイデアとして漫画を考えた。物語に少女漫画のような展開を取り入れたりかわいらしい登場人物を描いたりと、若い世代に注目してもらおうと工夫を重ねた。芸術活動支援に取り組むNPO「アートコラールきくがわ」の協力で冊子化が実現した。 冊子は市内の公共施設や銀行で配布している。高橋さんは「総合戦略は難しいものとして若者に避けられがち。面白さと分かりやすさを重視して漫画にしたので、ぜひ多くの人に興味を持ってほしい」と話した。