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平成30年2月28日静岡新聞:記事全文

見出し 牧之原台地の開拓史上演―菊川
日付 2018.2.28
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 明治初期の牧之原台地開拓を題材とした歴史劇「静岡幕末伝~侍たちの茶摘み唄」が25日、菊川市のアエルで上演された。劇団静岡県史の俳優や地元エキストラ約20人が出演し、列強に負けない新時代の産業を築こうと志に燃えた先駆者たちの姿を演じた。 明治維新で地位を失った旧幕臣関口隆吉や中條景昭、大草高重ら「新番組」が、広い台地を開墾して東洋一と評される茶園を造るまでのドラマ。重労働に苦しみ、プライドとの葛藤に悩みながらも、仲間との強い絆で乗り越えていく様子を、俳優たちが迫力ある演技で描き出した。 脚本演出を担当した松尾交子さんは「難しく語られがちな郷土の歴史を少しでも身近に感じてもらえれば」と話した。