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平成30年6月28日静岡新聞:記事全文

見出し 子どもを守る手だては 防犯対策 市民と協議―菊川署
日付 2018.6.28
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 広域ワイド
ジャンル 地域 西
記事全文 市民の意見を警察業務に反映させる菊川署協議会が27日、同署で開かれ、委員らは藤枝市で起きた児童切り付けや、富山市で発生した交番襲撃事件などを受け、子どもを守る手だてについて意見を交わした。富山市の事件では元自衛官の男が交番を襲撃し、奪った拳銃で撃たれた警備員が死亡した。現場近くの小学校は児童を体育館に避難させた。委員からこの対応について聞かれた岩瀬栄署長は「体育館は出入り口が限られ犯人は侵入しにくい。先生も対処しやすいのでは」と答えた。松本嘉男会長は「防犯協会や少年警察共助員などさまざまな組織と連携して子どもの安全を守る必要がある」と強調。スクールガードの身の安全を守る大切さも指摘した。同署は年内をめどに順次、管内の小中学校や高校、特別支援学校計25校の教職員を対象に不審者対応訓練を行う。岩瀬署長は「全国で発生することは管内でも起きる可能性があるとの認識を持って対処する」と述べた。振り込め詐欺被害や交通事故防止対策についても意見を交わした。