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平成30年7月2日静岡新聞:記事全文

見出し 国際交流の活動拠点 開設 地域住民と触れ合い 多文化共生へ―菊川のNPO法人
日付 2018.7.2
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市のNPO法人ソヒゾ・デ・クリアンサ日伯交流協会は30日夜、在日外国人と地域住民が触れ合う「文化交流クラブ」を発足させ、活動拠点となる同市赤土の施設で記念式典を開いた。勉強を教え合ったり伝統文化を楽しんだりして多文化共生につなげていく。2日から毎日施設を開放し、日本語が苦手な子どもたちを対象に地域のボランティアらが勉強を教える。週末は大人も交えてパーティーやダンス講座のほか、空手や生け花といった文化体験なども行う。同法人は長年市内でブラジル人学校を運営してきた。リーマン・ショック後の不況で一時激減した市内の南米系住民は近年再び増え、同校の生徒数も当時の約3倍の180人に上っている。市立の小中学校に入学しても勉強について行けない子どもが多く、地域の協力を得て支えようと、空き店舗を改装してクラブを開設した。 ルビオ・ダ・ロシャ・マルシア理事長は「国籍や年齢に関係なく誰でも集まれる活動の場にしたい」と話した。場所は市民総合体育館西側。活動に関わる人を募集している。