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令和1年5月24日静岡新聞:記事全文

見出し 県内沿線風景 再現 天浜鉄道にジオラマ寄贈 菊川の太田さん
日付 2019.5.24
新聞名 静岡(朝)
24
連載・コーナー 県内ワイド
ジャンル 県内総合
記事全文 天竜浜名湖線など県内ローカル鉄道沿線の里山の風景をリアルに再現した縦2・7メートル、横3・6メートルの鉄道ジオラマを鉄道ファンの太田光輝さん(72)=菊川市=が作り、このほど天竜浜名湖鉄道に寄贈した。「総制作期間は40年。集大成を多くの人に見てもらいたい」と話す。元県職員で現在は県立農林大学校非常勤講師の太田さんは幼少期から鉄道が好きで、鉄道専門誌のコンテストの入賞経験もある。ジオラマの線路や車両は縮尺150分の1のNゲージを使用し、天浜線の車両や蒸気機関車(SL)の模型を電動操作できる。同社が今月交流協定を結んだ三陸鉄道(岩手県)の車両模型もある。天竜二俣駅の国登録有形文化財の転車台や扇形車庫のほか、浜名湖周辺や掛川城も精巧に作り、沿線に配置した。25、26の両日開かれる同社のファン感謝祭「天浜線フェスタ」で展示する。あすから天浜線フェスタ<メモ>毎年恒例の天浜線フェスタ(天竜浜名湖線市町会議主催)は25、26の両日午前10時~午後3時半、天竜二俣駅構内で開く。今年は岩手県の三陸鉄道と熊本県の肥薩おれんじ鉄道のオリジナルグッズ販売や県内収集家による昭和レトロな映画ポスターと「ゴジラ」人形の展示など初開催イベントが多い。令和元年記念ヘッドマークを入札販売するほか、運転席での記念撮影や鉄道レールの切断実演・販売といった例年人気の催しも行う。問い合わせは同社営業課<電053(925)2276>へ。