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令和1年11月30日静岡新聞:記事全文

見出し 市町対抗駅伝チーム記録更新へ二人三脚 大会が縁で結婚 菊川の宮城さん夫妻
日付 2019.11.30
新聞名 静岡(朝)
32
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 県市町対抗駅伝をきっかけに愛を育み、今年結婚した菊川市の宮城昂祈さん(25)=掛川市消防本部=と葵さん(24)=アプロス菊川=が、第20回記念大会に出場する。「付き合い始めた頃から2人で出ようと言い続けてきた」。新婚ランナーが、二人三脚で目標のチーム記録(2時間22分21秒)更新へ挑む。昂祈さんは県立島田高で県高校駅伝2年連続2位入賞。葵さんは常葉菊川高時代に全国駅伝を経験し、卒業後は三井住友海上で全日本実業団対抗女子駅伝にも出場した。小学生時代から菊川市で市町対抗駅伝に参加し、昂祈さんは14回目、葵さんは12回目の代表入り。陸上仲間として切磋琢磨(せっさたくま)する中、昂祈さんは「気配りができる人。高校の頃から好きだった」と思いを寄せていた。2人は菊川市の本田高一監督(63)をねぎらう集まりが行われた2017年3月ごろから頻繁に連絡を取り合い、交際がスタートした。「(実業団引退後は)地元の子どもに指導したいと考えていた」と葵さん。昂祈さんも「監督の意志を継ぎ、夫婦で指導したかった」と2人の夢は一致した。18年11月に婚約し、今年4月に入籍。今は選手兼指導者の立場でチームを支える。昂祈さんは12区、葵さんは10区を走る予定だ。葵さんは「10回目の出走、大会20回記念、令和最初の市町駅伝など節目だらけ。責任を持って役目を果たしたい」と気合十分。昂祈さんも「人生を変えてくれた大会。結婚の年を良い年にしたい」と力を込める。