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令和2年1月18日静岡新聞:記事全文

見出し 菊川駅に関口隆吉像 完成祝い除幕式 初代県知事、駅や大茶園整備
日付 2020.1.18
新聞名 静岡(朝)
20
連載・コーナー 中東遠
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川にゆかりのある初代県知事・関口隆吉をたたえるため、菊川市が関口隆吉の銅像をJR菊川駅前に建立した。17日、除幕式を開き、市幹部や遺徳顕彰会、いとこ会関係者らが完成を祝った。関口隆吉は明治3年に菊川市月岡に住居を構え、堀之内停車場(JR菊川駅)や牧之原大茶園を整備するなど菊川の発展に大きな功績を残した。この功績を後世に伝えようと、市制15周年に合わせて銅像を建立した。銅像の高さは台座1・8メートルを含めて計約3・8メートル。彫刻家堤直美さん(69)=長泉町=が制作した。初代県知事に就任した51歳ごろの関口隆吉をイメージしたという。除幕式にも出席した堤さんは「菊川のシンボルとなるような威風堂々とした作品をつくろうと思った」と振り返った。遺徳顕彰会の米倉稔雄会長は「(関口隆吉は)菊川の発展の礎をつくった。銅像建立を機に、多くの人に地元の歴史や文化に興味を持ってもらえたら」と願いを込めた。