文字のサイズ

小 中 大

記事全文

令和2年1月5日静岡新聞:記事全文

見出し 赤堀さん一人芝居に挑戦 菊川の劇団員 プロ野球審判 誇りと悲哀描く 12日本番へ意気込む
日付 2020.1.5
新聞名 静岡(朝)
19
連載・コーナー 浜松・遠州
ジャンル 地域 西
記事全文 菊川市の劇団「静岡県史」団員で専門学校生の赤堀柊さん(19)が12日午後2時から、同市のアエルで一人芝居「審判」を公演する。約1時間の長丁場を単独でこなす難しい舞台。冬休み返上で練習を重ねている。定年前最後の試合に臨むプロ野球審判の、誇りと悲哀をコミカルに描いた芝居の名作。劇団の松尾交子主宰が野球の盛んな菊川に合う作品として選んだ。赤堀さんは保育士を目指して専門学校に通う傍ら2年前に入団。松尾さんに表現力を買われ、昨春からこの作品に挑んできた。55歳の主人公を演じるため声色や表情などの試行錯誤を重ね、球場にも足を運んで球審を観察してきた。赤堀さんは「注目される選手と対照的に、審判は孤独な存在。その味をどう表現するかが面白く難しい」と話し、「芝居になじみの薄い菊川の人にも興味を持ってもらう機会になれば」と意気込む。当日は市内中学4校の協力で野球部員約60人がユニホーム姿で観客席に並び、雰囲気を盛り上げる。チケットは前売り千円、20歳以下無料。赤堀さんのツイッターで練習風景や詳細を配信している。