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令和2年2月9日静岡新聞:記事全文

見出し 京アニ事件で犠牲 元社員大村さんの作品紹介 常葉大在籍中の絵画数十点 地元菊川で21日から
日付 2020.2.9
新聞名 静岡(朝)
28
連載・コーナー
ジャンル 社会
記事全文 2019年7月の京都アニメーション放火殺人事件で犠牲になった菊川市出身の元同社社員大村勇貴さん=当時(23)=が常葉大造形学部(静岡市)在籍中に描いた絵画を紹介する作品展「ぼくの絵本 大村勇貴展」が21日から24日まで、菊川市のギャラリー「菊川赤レンガ倉庫」で開かれる。 自然豊かな松崎町を幼い子どもが冒険する絵本「うーちゃんのまつざき」の原画や、生物の進化をダイナミックな絵と擬音表現で描いた卒業制作「どっくんどっくん」など数十点を展示する。 同倉庫は明治時代に造られた市のシンボル的施設。管理するNPO法人菊川まちいきの関係者によると、大村さんの家族が個展の開催を希望したという。作品展のポスターには大村さんの名で「この絵本展はぼくの大学在学4年間をかけて暖めてきた物語を、空想の絵と言葉のちからで表現しました。ぜひ、ぼくの絵本の絵に会いに来てください」と記されている。 開館は各日午前10時から午後5時まで。入場無料。