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令和2年3月12日静岡新聞:記事全文

見出し 心の開放、軽やかに シンガー・ソングライター 未来
日付 2020.3.12
新聞名 静岡(朝)
17
連載・コーナー
ジャンル 特集
記事全文 菊川市を拠点に活動するシンガー・ソングライター未来-miku-は、活動の中で過ぎ去っていく感情や光景を軽やかなギターで弾き語る。ミニアルバム「Just as」は「聴いてくれる人が心を解放できるようにと思いを込めた」一枚だ。中学時代にギターを購入し、地元の公民館でミニコンサートを敢行した。「友達が集まってくれて、人気歌手のカバー曲を歌った。人を楽しませたいという欲望が形になった」。歌の力が身に染み「いつかオリジナル曲を作る」という目標も見つけた。高校生になってからはヒップホップやR&Bに興味を広げた。ピアニストとのコンビやボーカルユニットを経て弾き語りの道へ。ライブを重ねながらアルバム制作を進めてきた。新作に収録された「鮮明」は、出会ってきた人を改めて思う感謝のメッセージ。幼少期の記憶をたどる「ビー玉の影」は、音楽の道を歩み始めた頃の心の揺らめきも映す。女性のかわいらしさを問う「ねぇ」は、まとわりつくような歌詞がライブでも好評だ。 「あれこれスタイルを変えてきたけど音楽はやめられない。今後もできることは試していきたい」。故郷での交流が彩る音楽活動を楽しむ。アルバムはライブ会場などで販売。