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令和3年1月9日静岡新聞:記事全文

見出し ヤマハに村木ら 野球部新体制 相羽(静岡高)、秋利(常葉菊川高出)加入
日付 2021.1.9
新聞名 静岡(朝)
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連載・コーナー
ジャンル スポーツ
記事全文 ヤマハ野球部は8日、2021年度の新体制を発表した。室田信正監督が引き続き指揮を執る。投手コーチは石井隆之氏が退き、広岡剛氏が就任。新加入選手は筑波大の村木文哉投手(22)=静岡高出=、静岡高の相羽寛太内野手(18)、三菱重工名古屋から移籍の秋利雄佑内野手(28)=常葉菊川高出=ら県勢3人と、佐藤廉投手(22)=共栄大=、平石好伸投手(22)=東京国際大=の両左腕の計5人を迎える。新体制は次の通り。部長 高井正人▽副部長 野沢洋久▽監督 室田信正▽コーチ 松尾知之(総合)広岡剛(投手)佐藤二朗、長谷川雄一(野手)▽トレーナー 中津川貴紀、内山靖允▽マネジャー 伊藤直輝▽アナライザー 辻本一磨▽退部 石井隆之(コーチ)、池田祥大、河野拓郎、緒方太地、池谷蒼大村木投手「静岡盛り上げたい」村木は身長185センチの本格派右腕=写真上=。静岡高では2年春、夏の甲子園に出場。大学2年でエースとして明治神宮大会に出場、3年春の首都大学リーグでベストナインに。4年間で18勝を挙げた。8月の巨人3軍戦で最速151キロをマークした。浜松市出身で幼少時からヤマハファン。都市対抗の応援にも何度も駆け付けた。「経験豊富な先輩に学び、静岡の社会人野球を盛り上げたい」と楽しみにする。プロ入りも見据えている。「エースとして投げられるくらいにならないとプロには行けない。実力次第。腹をくくってやる」と覚悟を口にした。相羽内野手「スタメン争いを」相羽=は柔らかいグラブさばきと正確な送球、強肩が魅力の遊撃手として高1の秋に先発に定着した。長打力のある右打者としても注目され、高2の夏には甲子園に出場した。ヤマハの練習に参加し、「体の大きさ、打撃の力強さ、ミート力が高校生とは段違い」と圧倒された。部活動引退後は木製バットを振り込んできた。「最初は練習に付いていくだけで大変かも知れないけれど、1年目から先発争いに食い込めるようにしたい」。ヤマハ3年目でプロ入りを決めた静岡高の先輩、池谷に刺激を受けた。「社会人で鍛えていずれはプロに」と意気込む。秋利内野手「精いっぱい躍動」秋利は2年連続でヤマハの補強選手として都市対抗に出場=写真下=。広い守備範囲と勝負強い打撃で貢献した。所属していた三菱重工名古屋の再編、統合が決まり、「もう一度勝負できる環境を与えていただいた。ヤマハの一員として精いっぱい躍動したい」と張り切る。愛知学院大を中退し、米国に留学。カリフォルニア州立大ノースリッジ校などでプレーした。「自分を使わせたいと思わせる自己アピールが必要。表情、言葉が大事」と米国の体験を生かしたムードメークも得意で、「もっとうまくなって突き抜けた存在になる」と貪欲だ。